チキン・クスクス・タジン - いつでもどこでも美味しい暮らし

フランスほどではないにせよ、英国でも北アフリカ(モロッコなど)の料理はポピュラーで、

レストラン等外でも簡単に食べられるし、料理家たちもよく作ります。

食材としてのクスクスはスーパーにサラダがフツウに並んでいるほど。

本日は簡単で美味しいモロッコ料理のタジン風を。

本来タジンとは、もともとは料理名ではなく特殊な形の鍋のことで
(最近日本でもブームですが)
「その特徴を生かして煮込んだ肉と野菜」ですが、基本蒸し煮ですよね。
クスクスは専用の鍋で別に作って添えたりするのを良く見かけますが
このように一緒に煮て作ることもあるようです。
(クスクスには、この方法が簡単かつもっとも味が浸み込むのだけど、

別の鍋×タジンの煮汁で作成、というのが食感、風味ともに一番高級
(手間という意味で)なのでは、と思います。)

ま、私はラクな方法で(笑)。

■チキン・クスクス・タジン"風"(モロッコ風、鶏とクスクスの煮込み)

↑タジン鍋は持っていないので、ココット・ロンド(ル・クルーゼ)で。

ほんと毎回画像が暗くて、すいません・・・

↑前回のチキン・ブリヤニとほとんど見た目一緒ですが、
あっちはインディアン風でおコメ、これはモロッカン風でパスタ、ですので、

念のため(笑)。どちらも英国でもベリイ・ポピュラー、です。

大きなところは外していないと思うけれど、現地で食べたことのない私がさらに
適当にアレンジして作っているような場合、レシピには特に「風」をつけています(笑)。

(英国のシェフのレシピを私なりにアレンジしたものですが、彼らが日本料理の

真似事をしているのを見るたんびにやっぱりうううううううううーん、とうなっている限り、
モロッコ料理もまあ、似たようなもん、所詮
「ガイコク人の作るガイコク料理」と思っといたほうが賢明です。笑)

もっとも、料理として正しく知っていたとしても、一番違うのは
スパイスの鮮度や質の見分け方や使い方、ではなかろうか、と思っています。
例えばサフランに関するカンどころ、
(持っているけど来客用につき、今回も使ってない・笑)
例えばシナモン・パウダーでなく、スティックのよいものを使ったりする、などなど・・・。

シナモンひとつとっても種類があり、

クミンなどもよいものは大きくてツブが揃っていたりするらしく、

どこの料理も奥が深いのよ・・・・。

料理は気候・風土・文化。

現地と同じものを完全に再現するのは、絶対に無理。

さて、これ↓でも十分美味しいのですけど、やっぱり、英語で言うところの

「フレーバー」(香り)だとか「デプス」(深み)だとかがきっと違うのだろうな、

・・・・と最近特に思います。

で、いつモロッコ遠征はいつにしたらいいワケ？？？(笑)

■材料
骨付きチキン(オイル、コリアンダー粉、シナモン粉、
みじん切りにんにく、ターメリック粉でマリネ)

クスクス
チキンストック
はちみつ

野菜(ピーマン、ズッキーニ、にんじん等なんでも)・・小さい角切り
玉ねぎ　・・デカみじん
にんにく・・みじん切り