アンガス牛の悪夢・・・(GG舞台裏)

アバディーン・アンガス牛。

 

イギリスはスコットランドが誇る、ブランド牛、てか

昔からいる牛さんで、この肉質(当時としては柔らかかった)を持って、

ステーキ料理が出来た、と言わしめる？エライ牛さんらしい。

 

今回のグレース・ガーデン～雅園～(GG)のクリスマス・パーティー、

少しでも皆様に楽しんでいただくため、精一杯食材の良いものをそろえよう、というのが

ウメ子的コンセプト。てか、もともと食材命。の考え方です。

(普段のGGでも可能な限りオーガニック食材を使う、添加物を一切使わない、
良質のオイルや塩を使う、などということを<オーガナイザーに疎まれながらも常に心がけておりまする・・・。)

 

でも今回は、前回のサロンが終わってからわずか約一週間足らず。
その間オーガナイザーの優美＆Marchはパーティーの内装やイベント計画や、なんやかやの
下準備に奔走、ウメ子はウメ子で市場調査に奔走しておりました。

 

ウメ子がいつも行くお肉屋さんは、ちょっと南の専門店。
そこでは常時良質のオーガニック・アンガス牛が手に入ります。
ただ、今回使おうとしていた部位は、ちょっと希少部位。
(というか、実際にはフランス人界隈に流れていると思われる、イギリス人があまり知らない部位です・笑)

 

だから、イギリス、優秀な肉専門店は数あれど、

ほいほいとどこでも買える、というわけではなかったのです。

 

でも、皆様、ハプニングというのはいろいろ起こるもんなんですね～(笑)。

 

この日、目当ての肉屋で目当ての部位が、まさかの売り切れ。
しかも、パーティーまでの何日間かにはもう入らない、という
さらに「ひぃえ～～～～」(←優美口癖・爆)の情報が。
今までこんなことは一度もなかったのに、です(涙)。

しかも、今後の予定は下ごしらえ等でもう、ぎっしり、がちがち。
今日手に入れなければ・・・・と焦ってしまったのがそもそもの間違いでした。

 

この部位が売っているところ、ウメ子の知っている限り、あとは・・・・・
今、ポチ車出動(！)で確実に買えるところは・・・・・・・・・

マーリルボーン・ハイストリート・・・
ハイストリート・ケンジントンにある、○ール・フーズ・・・・

どっちもこのクリスマス・シーズンに車なんかで行くとこじゃあ、ないっっっっ

 

と判っていたのに、ボンド・ストリートよりはまだマシだろう、という
ケンジントンへ、ポチタク、頼み込んだのでした。
ごめんね、ポチ・・・・。

 

ロンドン郊外の田舎から来ると、大都会。
しかもみんなこの時期は、クリスマス買い物でいらいらしてて、

すんごい無法者(つまり普段住んでる人でない素人、しかもイギリス女)が運転してる・・・・・・。

 

でもかくして、無事、その部位を○ールフーズでゲット。
このときは、アンガス牛でもオーガニックでなくとも、もーなんでもいいや状態で
「さすが、○ールフーズ」と頭下げたのですが・・・・、
今思えば、完全な信頼を置いているわけではない肉屋(しょせん、スーパーだからね・・・)で
買った私がいけなかったのだと思います。
(もっともその日に食べればよかったのでしょうが。)

 

まあ、その後もいろいろあって、前日に優美邸でマリネしておいた肉の状態が気になったウメ子

(こういう時ってカンも働く、使えないわけではないが、使ってはいけない感じがした・・・)、

 

果たして前日の夢の中に突然、ア、アンガス牛が・・・・・・・・・・。

 

もおおおおおおおおお～～～～～、と、

無機質な顔でこっちを見ているではありませんか。

 

そして。。。。

「オレ、たぶん、今回、喰えねーぞ」と、しゃ、しゃべったのですっっっ

 

(ウソじゃない。ウメ子、時々こういう不思議な？夢ほんとに見ます。

そして、朝、ポチに一時間ぐらいかけて話している、自分で言うのはなんだが、

いつもものすごく面白いので、ポチはウメ子の夢話のフアンだと思う・・・・・・・え？・・・遅刻する？)　(爆)

 

(注:○ールフーズのはアンガスではありません)、

 

以後、一睡も出来ず。

(今日パーティー当日なのにーーーーーーーーー)。

 

かくしてウメ子、予定より一時間早く飛び起き、シャワーを浴び、

パーティーなのに髪を女優巻きにもできず(爆)、

そのまま、飛び出したら、あーた、今度は雪ですよ雪。

こんな日にスっ転んだら目も当てられないと、即、長靴(！)に履き替え・・・・・・・

 

走りましたよ、吹雪の中バス停までっ。

 

家からピカデリーという地下鉄のラインに乗るためには二つの行き方があったのですが、

この国の交通システムをまったく信用してないので、より確実と思われる、

いつもは行かない遠い方にわざわざ移動して・・・

でも、早い時間はダイヤの乱れに左右されることなく(てか、ダイヤ通常でも乱れてるけど・笑)、

無事一時間早く、サービトンのウエイト○―ズへ。

 

お客様方、ごめんなさい。

 

 

これ↑、専門店のオーガニック・アンガス牛(の、とある部位)の予定だったのが

↓

ホール○ーズのただのイギリス牛

(ちなみに、ただのイギリス牛でも美味しいものはたくさんあります、念のため。)

↓

しまいにゃ、スーパー、ウエイト○―ズのエイジド・アンガス牛のサーロインになっちゃったんです。

(買占めたのはウメ子です・笑)

 

しかもそれを下ごしらえもせず、塩かけてただミディアム・レアに焼いただけ・・・・・。

ウエイト○―ズで(フィレと並び)一番高くて、元の予算の倍以上(！)ではありますが(爆)、

食べにくかったでしょ？とりにくかったでしょ～～？。

サーロインって分け方が難しくて、なんか、不公平感あったっしょ～～～～＞肉好きの方(爆)。

 

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さて、私がウエイト○ーズで肉を吟味してたそのころ、

同じように眠れなかったMarchちゃんは

同じくへき地郊外からの

人っ子一人いない？真～っ暗な駅でブログ用の雪写真をおっとりと、カシャリ。

(↑この時点では、よもやの材料がひとつ足りない・・・

などというコトには当然ながら全く気付いていない。)(爆)

そしてもう一人、

なぜか一人だけぐっすりと熟睡した優美ちゃんは私達を迎えに行くため、

自宅前の凍りついた坂道をつるつるつるぅ～～と車のハンドル取られ、

「きゃーーーーーーーーーーーーっ誰かぁ、助けてぇぇぇぇぇぇぇええええええええ～～っっ」と

一人で叫んでいました(←誰にも聞こえないし、運転手はアナタです・大爆)。
(あぶねーあぶねー)

 

↑しかし実際は車っこ一台通らない　へき地　田舎道なので大丈夫？です(笑)。

 

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実はお花やビューティー系のサロンの直前に肉なんか焼くと

オーガナイザーから張り倒されイエローカードが出されますが、この日は仕方がない。

調理後しばらく経たレア肉なんか出せないし、直前に焼くからっっっ。

 

だいたいウメ子だって、せっかく気持ちスマート・カずアルな服を着ているのに、

いやーーーーーーーーーーーーーんっっっ、

 

に、肉臭ぁっっっっ

 

グレース・ガーデンはグレースですから(爆)、優美さん、このあと、窓開けまくり(寒)、

アロマ・キャンドル炊きまくってました。

でも、まあ、今日は飲み食いメインだから多少は、におってもいいんじゃない？ということに。

 

その他、優美さん担当の巨大量の杏仁が三回めの正直でも固まらなかったとか

(↑これ、先にバラしたのMarchちゃんだからね)

Marchちゃんのチョコツリーケーキの一作目の、

巨大失敗作品(←火は通ってます・爆)を、

もったいないから利用して即席デザートを作れ命令

・・・・・・が出たりとか、

いきなり右手ステーキ、左手錦糸卵、を焼く羽目になったり、

寿司飯作ることになったり、とか・・・・

 

・・・・平社員？は、いろいろツライわけですよ(爆)。

 

でもね・・・・、つらつらと面白おかしく書いてますが、食材は冗談では済まされません。

ちょっとでもリスクのあるものをお客様にお出しするなんてことは絶対に出来ないので、

今回のことはすべて、使いたかった部位にこだわったウメ子の責任、と思い、

勝手に判断してとった行動だったわけですが、

彼女たちはそれをただのひとことも責めず、それどころか

予算もオーバーしたのに、いつの間に相談したのか、黙ってそのお金まで出してくれました。

(返したいけど、受け取ってくれない～～～いたたまれず・・・・)

 

こっちもいろいろ感謝してるよ！

 

さて、へろへろのままの週末ですが、来週からも全員やることがメジロ押し、な、

貧乏ヒマナシ、な私達。

とりあえず、週末ぐらいは息抜きたいね～～～

 

ということで皆様も良い週末をお迎え下さいませ。

 

それでは、また来週～～～

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございました！

 

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