なかなかチャレンジングではありましたが、
今の時季しか食べられない、ということで。
忘れないうちに記しておきたいと思います。
日本では禁猟の雷鳥(grouce)がここ、イギリスでは
簡単に手に入るし、今、短い旬の真っただ中らしいです。
おそらくそのほとんどが、スコットランド産の赤雷鳥(多分ね)。
今回買ってきたのは、Young Grouce、成鳥と比べると
2/3ほど(もう少し小さかったかな~)の大きさです。
ゲーム(ジビエ)をド素人が、それも美味しく食べるなんて
難しいと思われるでしょうが、それが出来てしまうんです。
イギリスではド素人がたくさん買うからこそ、
その辺にゴロゴロ売ってるんです。
(まあ、みんながみんな買ってるとは言い難いけど。~~;、
一応、風物詩ではあります。)
まずはお店の人に食べ方を聞くと、
「ベーコンで巻いて、オナカに香味の強い野菜やハーブを
突っ込んで、オーブンでロースト!」
という「鶏でもやるよ」的なフツーな方法。
ただ、「ミディアム・レアだよね?」と聞くと、
そこだけは、「そうだ!」と。
ここから先、苦手な方、画像にご注意を~~。
まずは大きさを見て下さい。
成長した雷鳥は、ハトより少し大きいぐらいのサイズかな。
それの2/3で、手のひらに乗るかも、です。
とりあえず、取り残された羽毛の処理などをして・・。
ちなみに、この「Young Grouce」一羽£8.99
ベーコンはベーコン味がつくので巻かず、オイルのみ。
オナカにつぶしニンニクとタイムのみ、ドバーッと詰めて
まずは220℃(高温)のオーブンで15分ほど、
ミディアム・レアの一歩手前ぐらいまで火を通します。
成鳥ならもう少しかかります。
本当はその後オーブンの温度を落として、ジャスト・クックドにすれば
いいのだろうけど、そんなスキルはナイので、
八割がた焼きあがった状態で解体し、
胸肉と脚肉&クズ肉をもう一度
高温のフライパンでバターで焼きます。
この方法なら私でも、ミディアム・レアの状態で止められるので。
残ったガラとにんにくはフライパンに戻し、
出汁を取ろうと、ワインでガシガシガシ。
このガシガシガシ、が、ちょっと失敗!><
雷鳥の内臓と内臓に近いお肉がこーんなに苦いとは知らなくて、
出汁がちょーーーーー苦い(笑)。
それでも、鶏ブイヨンとか、野菜の味とかを足さず(てか無かっただけ)、
ポート・ワイン、赤ワインをフランベ(火をつける)して煮詰め、
バター、塩、ほんの少し胡椒、
そしてたまたまあったプラムジャムとはちみつ少々だけで
なんとか、苦みのあるサルミ風ソースを作成。
この鳥、
つま先まで産毛があるのが特徴らしい、小さくてもね。
野趣あふれる盛り付けは、ジビエ料理の特長かな、なんてね。
後でいろいろ調べたら、雷鳥の肉はその苦みも売りなんだとか。
でも、あまりにも苦い部分はちょっと無理でした。
しかし、胸肉、モモ肉ともに、とっても美味しかったです。
ミディアム・レアではものすごく柔らかく
(火を通し過ぎるとパサパサに)
血生臭さもほとんどありません。
だから、レバーっぽい味ではなく、
むしろ味のある赤身の地鶏みたいな、その柔らかい版みたいな感じ。
(かなりベタ褒め。これがYoungだからなのか、
成鳥はどうなのか、は、今のところ不明)
(確かに独特のゲーミーな風味は少ししますが)
肉自体が重くないので、軽めの赤、ロゼ、白でもイケるとか。
美味しいワインとこのお肉の口の中でのマリア―ジュ(笑)、
飲めないウメももでも、いやーウマい!!
ごちそうさまでした。
(メッシ―画像でスイマセン;)
ではでは、今週もオタク業頑張りましょう♪
ここまでおつきあい下さり、ありがとうございました~!!
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*1:*イギリスではシェフでない、フツーの人がフツーに焼いて食べてますが、
野生のものはお店の人に聞いたり、良く下調べをしたりしてから
調理するのをおススメします。念のため。